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2012 年 3 月 のアーカイブ

AgileJapan2012 in 大阪 #aj12

2012 年 3 月 20 日 件のコメント

AgileJapan2012に参加しました。今回は初の大阪開催。去年まではサテライト開催だったのですが、集まった人数は段違いに多かったように思います。 スタッフ、スピーカー、参加者の皆さんお疲れ様でした。本当に楽しかったです。

今年はアジャイルサムライ執筆者のJonathan RasmussonさんとTOCの神様とも言われる岸良裕司氏のダブル基調講演でした。

少し遅れて行ってしまったので角谷さんの素敵な関西弁によるopening actは聞くことはできなかった。残念。

Jonathan氏が話す新しいリーダーシップの話ではめちゃくちゃ目新しいってものではなくて、自分のなかに薄々とは持っているけれど、でも人に説明できるようなものだったりではない感覚的なものをしっかりした筋を通して話をしていただけた感じ。

岸良氏が話すマネジメントを変える必要があるという話もやはり概ねピラミッド型からネットワーク型のマネジメントにしましょう的な話に聞こえたのだけれど、話し方がめちゃくちゃうまいって言うか人を惹きつける力がすごいですね。発するパワーも力強かった。それからタスク切り替えのミニワークショップも面白かったです。これはマルチタスクを強要する人にやらせてみたい。午後に開催された吉羽さんのセッションでも似たようなワークショップを教えていただきました。

どちらの話にも共通するし登壇されている方々はみんな意識されているので当たり前の事なのでしょうが、やはりストーリーというかピンと筋を持って論理立てして話してくれるのですんなりインプットできた感があります。むしろインプットというよりは自分の頭の中を整理してもらった感じでしょうか。受け手が受け入れやすいように準備できているのがすごいなぁと思いました。(うまく言えないのですが、なんというかディナーで食べる料理と順番がしっかり計算されているって感じ?)

チームを細かくコントロールする強烈な牽引型のリーダというよりは (もちろんそれが悪いということではないけれど) 全体に調和をもたらしてチームのコミュニケーションを促す。個人を尊重する。うまくいってない部分を発見したらサポートするようにチームを動かすような潤滑剤的なマネジメント、リーダシップが必要だよね。ってことなんだと思います。 Jonathan氏が紹介してくれた“RSA Animate – Drive: The surprising truth about what motivates us” | Universal Subtitles (※1) にあった「成果報酬(これだけやればいくらもらえる型)によるインセンティブではなく自律・熟達・目的が本当のインセンティブだ」 みたいな話もそうだし、岸良氏の言うボトルネックを非ボトルネックがサポートした方が全体の生産性は上がる。これはチームでも同じでしょ?というような話もかなり合点がいきました。


AgileJapan2012を通して受け取ったメッセージ。感じたこと。

【部分最適は全体最適につながる。】

これは岸良さんのお話にあったものですね。部分最適とか全体最適の話はみんな好きみたいだけど、ボトルネックを非ボトルネックがサポートすることで全体の生産性はあがる。これは部分最適することによって全体最適がなされたということで、マネジメントとはすなわち選択と集中なのだ。的なはなしでした。

【態度重要 !!】

・吉羽さんが常々おっしゃられていることで、今回もズシンときました。という事はまだまだ自分ではできていないという事。私はAgileTourOsaka2011からあまり成長できていないのかもしれない。 ・牛尾さんが話していた、”まわりはどうでもよくて自分がそうしていればいいんじゃない?” 的な話にもそのスタンスは感じました。まわりを変えようとするんじゃなくて自分がそうしていればチームも変わるじゃない?的な意図と受け取りました(間違っているかもしれないけれど、勝手にそう受け取った)

【ピラミッド型のチームでマイクロマネジメントするよりもネットワーク型にチームを作り自律・自発を促す。】

「あぁしなさいこうしなさい」と指示・命令でマイクロマネジメントしても結局指示待ち人間を作るだけ。自分たちが指示・命令して違ったら叱って怒って抑えつけてという方法でしかマネジメントしてないのに、最近のやつらは自分で考えようとしないとか言っても無理。自立・自律・自発ができるように考えることができるように、ヒントを出して促すようにするのが良い。否定ではなく肯定せよ。

[余談] 勉強会の仲間たち

あちこちの勉強会に参加する事で、今回会場で色々な知り合いに声を掛けたり掛けられたりしました。アウェイに感じる空間でも緊張しないようにすることは知り合いを作る(見つける)ことなのかもしれません。色んな勉強会で仲良くしてくださってるみんなありがとう。みんなと話をする機会は本当貴重な時間です。いつもかけがえのないパワーをもらってます。

[余談] 中学生レベル以下の英語力(自戒)

Jonathan氏にお願いしてアジャイルサムライにサイン貰いました。そしてツーショット写真も撮ってもらった♪でも英語がわからなすぎで本当にガックリ。伝えたい気持ちはあるのに単語がひとつもでてこないし、ゆっくりにこやかに喋ってくれてるのに単語が全然拾えない。。。英語勉強します。本当に。せっかくそこにいるのにコミュニケーションもとれないなんてもったいなさすぎる !!!

[余談] 初めての平鍋さん

平鍋さんと初めてお会いできた。嬉しい!!「Jonathanと話をする機会があるのにちゃんと話をできてない自分が悔しいです」っていったら「Jonathanの話を聞いて半分もわかってないなら本当にもったいないよ」と言われて本当に身に染みました。英語勉強します。そして懇親会のクロージングで「今日ここに来ることを許してくれた会社の上司や同僚や家族に感謝を忘れないようにしてください」との言葉に感動しました。自分はひとりで勝手にここに来てるんじゃない。みんなのおかげで来られてるんだ。と再認識。さすがです !!

[余談] 情熱の交換(自戒)

どなたかのTweetかblogで”情熱の交換”という表現が使われていましたが、とてもいい表現ですね。この表現に触れて果たして自分はできているだろうか。自分の情熱とはなんだろう。と思ってしまいました。いろんな人と会うときに自分の情熱をうまく伝えられないから何を話していいのか困っちゃう気がしたのです。色々と話をしたいのだけれど、話が盛り上がったり本当はこの話がしたかったんだ的なところまで行くのにいつも結構時間を費やしてしまうので、このあたりも自分自身の今後の課題かもしれません。基本的に人見知りではあるのですよね。(でも割りとみんなそうだと思うのだから甘えてはいけない)


私が参加したABCセッションはこんな感じ。

アジャイルな開発からアジャイルな組織へ ~ 継続的に価値を届けるために進むべき道 ~ 吉羽 龍太郎 氏

DEEP AGILE PEOPLE ~本には書かれていない、アジャイル開発の本気の討論会~ 出演者: 牛尾 剛 氏 匠Business Place チーフコンサルタント川端 光義 氏 アジャイルウェア 代表原田 騎郎 氏 株式会社 情報システム総研 進行・解説: 細谷 泰夫 氏UltimateAgileStories編集部森崎 修司 氏 静岡大学

Change セッション現場に続くAgileの道を語ろう ~アジャイルサムライ読書会が変えてきたこと~

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