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RailsGirlsKyoto 1st ふりかえり

2012 年 12 月 31 日 コメントをどうぞ コメント
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http://www.flickr.com/photos/hsbt/8275763891/

 

大盛況だったRailsGirlsKyoto 1st. あれから2週間経ち今年も終わろうとしています。

RailsGirlsKyotoでは事前事後でわりとバタバタして大変でしたが、自分にとってかけがえのない経験になった事は間違いありません。 なにより参加者の皆様からは想像以上の反響を頂きました。イベント自体が楽しかった事や Ruby, Railsに出会えて良かった事などもアフターパーティーで熱く語っていただいたのが特に印象的で「more イベントに是非参加したい。第2回の開催をしたい。お手伝いしたい。」など具体的な内容も耳にしました。Girlsだからなのか京都だからなのかはわからないのですが、皆さんからはすごくパワーを感じました。 (当日の様子は公式blogで !)

 

開催にあたっては良いことばかりではありませんでした。 どんなイベントでも、いい出来事もあればそうでない出来事もあります。 自戒として “そうでない出来事” にフォーカスして整理しておきたいと思います。

 


 

落選された方からとても残念がられたこと。私にとっても残念でした。 ですが、伝えてもらって良かったと思っています。 (※1)

  そりゃそうですよね。参加できる事を期待してご応募いただいているので参加できないのはもちろん悔しい事だと思います。私は今回の応募・選考にメインで携わりました。その私としてはこの反応は正直申し訳なくて辛かったです。

今回定員に対して約2倍のご応募をいただきました。当初から参加枠を超える応募を予期していたため選考による参加者確定を明記していました。おかげで比較的混乱なく参加者を募集できたのは良かったです。ただ選考には私自身、結構悩んでしまいました。できる限り公平に選考する為に氏名欄を隠しアンケートによる情報だけで選考を行いました。機械的に選考できれば良いのですが、アンケートを読んでいる内に、”ホントはすべての人に来ていただきたいんだけどなぁ”と強く思い、2,3日苦しい思いをしていたのも今では良い思い出です。

 

でも 「落選して悔しかった」という思いは伝えてもらって良かったと思いました。感情的な内容ではありましたけれど、それは逆に率直な気持ち、率直な意見だと思えました。冷徹に割りきってシステマチックに解決しようと思えばできるのかもしれません。でも私は感情も大切にしたいなぁと思っています。どうしたらまたそんな思いをさせないで済むか答えはでていませんが、次回やまたそれ以降にも改善を続けていきたいと思います。

 


 

コーチ、参加者、コミュニティとのリンク

  参加者が学びきれなかった点については moreイベント(本編をフォローする動き)や地域コミュニティに参加する事で知識を補完してもらったり、今回知り合ったRailsGirls同士でフォローしたりという事を期待せざるを得ません。この辺はサポート体制を整えなければとも思っています。  良くも悪くもコーチはプロのコーチではありません(コーチ業で生計を立てているかどうかと云う意味で)。初めてコーチをする人もいれば地域コミュニティでコーチ活動を継続している方もいらっしゃいます。プロのコーチではありませんが立派なRubyistであり、立派なRailsエンジニアです。地元のRubyist にコーチとして参加してもらう事で、地域コミュニティとの接点が増える事を期待しています。色んな繋がりができればいいなと思いますし、その方が長期スパンでの習熟に繋がると思います。地域コミュニティへの敷居も低くなる事を期待できますし、コミュニティで顔を合わせれば更にコーチ仲間×参加者仲間の繋がりが広がると思います。プロのコーチを雇うよりも地元コミュニティのRubyistにコーチとして参加してもらう方が、両者にとってメリットがあるのです。  またコーチをする側にとっても良い経験になったのではないでしょうか。日頃はプロジェクトメンバである技術者とのやり取りが多いでしょうが、なかなかプログラミングやWebの仕組みを一から説明する機会はないと思います。私は今回コーチをしていて自分の理解が未熟であったり、新しいメタファがあることに気づきました。プロジェクトメンバや会社の後輩になんとなくふんわり説明していた内容でも、こういう場ではそうはいきません。参加者は純粋な眼差して疑問点が”なぜそうなのか”を知りたがっています。”ココはそうするもんだから” ではなくしっかり説明するというのは自分の中に色んな知識が入ってないと出来ないことだなぁと感じました。(※2)  ただコーチの仕方や学習メニューに関してはまだまだ課題が多く、まだまだ手探りの状態です。

 


 

そんなこんなでも、やって良かったという気持ちが残るのは

  大変な事もありましたが終わってみて感じているのは、”やって良かった” という思いです。大変かどうかと聞かれれば大変です。でもそれを乗り越えてやる価値がありました。あんなに参加者のみなさんから興奮と感動を伝えられたというのはとても貴重な経験でしたし、自分にとっても得るものがとても多かったです。なにより “楽しくやれた” のが良かったと思います。あれだけの人の興奮と感動を目の当たりにして楽しくないハズはありません。

サポートしてくれたスタッフ・コーチ陣には本当に感謝しています。うまくやれない事も多々ありましたが、それでも無事にイベントを終わられる事ができたのは皆さんのおかげです。皆さんと接して色んなコトを教わりました。ありがとうございました。

 


 

最後に

  Webアプリ開発に興味をお持ちの女性は ぜひ参加してみてください。同じ志の仲間と出会えるかもしれません。新しい世界が待っています。

Ruby, Railsエンジニアは是非スタッフ, コーチとして参加してみてください。きっと普段の開発では得られない体験がそこにあるはずです。

今後も充実した Ruby, Rails ライフを !!

 

 


  ※1 そもそも選考・当選・落選っていうのは表現としてなんかしっくりきていないのですが、しっくりくる表現が思いつかない… ※2 どこまで説明するのかというのも今後の課題であると思いました。

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